聞蕩・聞惚(読み)ききとれる

精選版 日本国語大辞典 「聞蕩・聞惚」の意味・読み・例文・類語

きき‐と・れる【聞蕩・聞惚】

〘自ラ下一〙 ききと・る 〘自ラ下二〙 聞いてそれに心を奪われる。うっとりと聞きほれる。
太平記(14C後)二一武蔵の守いとどうれしげに聞蕩(キキト)れて」
婦系図(1907)〈泉鏡花〉前「図に乗って饒舌(しゃべ)るのを、をかしさうに聞き惚(ト)れて」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android