聖護院きゅうり(読み)しょうごいんきゅうり

事典 日本の地域ブランド・名産品 「聖護院きゅうり」の解説

聖護院きゅうり[果菜類]
しょうごいんきゅうり

近畿地方京都府の地域ブランド。
江戸時代後期の天保年間(1830年〜1844年)以前から栽培されていたきゅうりをもとに育成されたという。京都左京区聖護院地区で多く栽培されていた。明治時代中頃形状の良い改良系が選抜され、左京区を中心に盛んに栽培されていた。昭和に入ってから他品種との競争に破れ、現在は、保存されている種子のみが残っている。長さ18cm〜21cmで果色は濃い緑色。細身イボは細かく、少ない。京の伝統野菜

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報

デジタル大辞泉プラス 「聖護院きゅうり」の解説

聖護院きゅうり

京都の聖護院付近で江戸時代の天保年間から栽培されてきたといわれるキュウリ。黒いぼの春キュウリで切ると断面がやや三角形になる。昭和の中頃に栽培が絶えた。絶滅品種だが、京都府により「京の伝統野菜」に認定されている。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android