聖歌(読み)せいか

精選版 日本国語大辞典 「聖歌」の意味・読み・例文・類語

せい‐か【聖歌】

〘名〙
① 神聖な歌。
カトリックプロテスタントなどのキリスト教宗教歌曲。グレゴリオ聖歌、一般の讚美歌などを含めた呼称
花柳春話(1878‐79)〈織田純一郎訳〉五「マルツラバース又問て曰く、彼れ聖歌を咏ずるを得るや」

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デジタル大辞泉 「聖歌」の意味・読み・例文・類語

せい‐か【聖歌】

神聖な歌。また、宗教歌。特に、キリスト教の賛美歌

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「聖歌」の意味・わかりやすい解説

聖歌
せいか

宗教的声楽曲。一般にキリスト教の典礼音楽に適用される傾向が強いが、プロテスタント教会の賛美歌と同義の場合や、「グレゴリオ聖歌」「シリア聖歌」などのように、チャントchantの訳として単旋律の典礼音楽をさす場合などがある。また典礼音楽に限らず、キリスト教宗教音楽全般を漠然と意味したり、仏教音楽などのキリスト教以外の典礼音楽に用いられることもある。

[磯部二郎]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「聖歌」の意味・わかりやすい解説

聖歌
せいか

賛美歌」のページをご覧ください。

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世界大百科事典(旧版)内の聖歌の言及

【キリスト教音楽】より

…ここで歌われたのは,旧約聖書の《詩篇》の歌(プサルモディアpsalmodia)であったと考えられる。その後,初期キリスト教の時代を通じて,キリスト教の中心は主として地中海の東方(オリエント)にあり,新たに作られる賛歌(ヒュムノスhymnos)の類を加えながら,シリア聖歌,アルメニア聖歌,コプト聖歌,ビザンティン聖歌など,それぞれ地方色をもつ典礼聖歌の伝統が形づくられていった。 西方キリスト教会の音楽は,初期の段階ではこれらの東方の伝統に負うものであった。…

※「聖歌」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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