聖明(読み)せいめい

精選版 日本国語大辞典 「聖明」の意味・読み・例文・類語

せい‐めい【聖明】

〘名〙 天子知徳ともに人にすぐれていること。天子の明徳。また、天子のこと。
経国集(827)一一・奉和太上天皇春堂五詠三首〈惟良春道〉「清影未嘗欺暗室、挑時更使聖明増
太平記(14C後)二七「誠堯舜の功、聖明(セイメイ)の徳御坐ねば、高時に劣る足利に世をば奪れさせ給ぬ」 〔後漢書‐和喜鄧皇后紀〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「聖明」の意味・読み・例文・類語

せい‐めい【聖明】

[名・形動]天子が徳にすぐれて聡明なこと。また、そのさま。
国君を―なるものと定め」〈福沢学問のすゝめ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「聖明」の読み・字形・画数・意味

【聖明】せいめい

すぐれた知徳。天子。魏・曹植〔自試を求むる表〕今陛下を以て世を統(す)べ、將(まさ)に武の功を卒(を)へ、康のに繼がんと欲す。

字通「聖」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android