聖ルプレヒト教会(読み)せいるぷれひときょうかい

世界大百科事典(旧版)内の聖ルプレヒト教会の言及

【ウィーン】より


[中世の商業都市]
 しかしこの間にもウィーンは,おそらく居留地としては存続し,ドナウ川の港であることもあって,おそくとも11世紀までには商業の重要な拠点となる。12世紀には現存するウィーン最古の教会であるロマネスク様式の聖ルプレヒト教会ができる。聖ルペルト(ルプレヒト)は塩商人の守護者であり,塩はザルツブルクからドナウを通って一度ウィーンへ陸揚げされ,ここからさらにハンガリーへ送られた。…

※「聖ルプレヒト教会」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」