聖ヨハネ修道院(読み)セイヨハネシュウドウイン

デジタル大辞泉 「聖ヨハネ修道院」の意味・読み・例文・類語

せいヨハネ‐しゅうどういん〔‐シウダウヰン〕【聖ヨハネ修道院】

Moni Agiou Ioannou tou TheologouΜονή Αγίου Ιωάννου του Θεολόγου》ギリシャ東部、エーゲ海パトモス島にある修道院。紀元1世紀末に聖ヨハネ同島に流刑にされ、この地で黙示録を書いたとされ、11世紀に聖ヨハネを記念して修道院が創設された。東方正教会の巡礼地の一つ。1999年に「パトモス島の神学者聖ヨハネ修道院と黙示録の洞窟の歴史地区(コーラ)」として世界遺産文化遺産)に登録された。
Kloster Sankt Johann》⇒ザンクトヨハン修道院

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界の観光地名がわかる事典 「聖ヨハネ修道院」の解説

せいヨハネしゅうどういん【聖ヨハネ修道院】

ギリシアのドデカニス諸島のパトモス島、ホーラ市街近くの丘の上に建つ修道院。クリストドロスによって、1088年に聖ヨハネを記念して建てられた。ホーラはこの修道院を守るために建設された城塞都市で、現在でもギリシア正教の主要な巡礼地となっている。この修道院は、塔と銃眼付きの胸壁を持ち、大きな多角形型の城のような外観をしている。世界遺産に登録されている。

出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android