耕作地主(読み)こうさくじぬし

世界大百科事典(旧版)内の耕作地主の言及

【地主】より

…【佐藤 常雄】
[近代]
 近代の地主は農地などその所有する土地を貸し付け,その地代収入によって生活の基盤とするが,その貸付地が存在する市町村に自分も居住する地主は在村地主,貸付地のある市町村以外で居住する地主は不在地主と一般に呼ばれる。また,その所有農地の一部を貸し出すが,他の部分は自分で耕作する地主を耕作地主,所有農地のすべてを貸し出し,自分では耕作しない地主を不耕作地主と呼んでいる。自分ではまったく,あるいはほとんど耕作に従事せず,その貸し出した土地からの高額高率の地代収入や小作農への高利貸付けによって生活する地主を寄生地主と呼ぶこともある。…

※「耕作地主」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android