耆闍崛山(読み)ギジャクッセン

デジタル大辞泉 「耆闍崛山」の意味・読み・例文・類語

ぎじゃくっ‐せん【耆闍崛山】

《〈梵〉Gṛdhrakūṭaの音写鷲峰じゅぶなどと訳》「霊鷲山りょうじゅせん」に同じ。

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精選版 日本国語大辞典 「耆闍崛山」の意味・読み・例文・類語

ぎしゃくっ‐せん【耆闍崛山】

(「耆闍崛」はGṛdhrakūṭa の音訳) 古代インド、マガダ国首都王舎城北東方にそびえていた山。釈迦説法の地。霊鷲山(りょうじゅせん)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「耆闍崛山」の意味・わかりやすい解説

耆闍崛山
ぎじゃくっせん

サンスクリット語 Gṛdhrakūṭaの音写。古代インドのマガダ国の首都であった王舎城の北東にあったといわれる山の名。釈尊が説法した場所として有名。霊鷲山 (りょうじゅせん) と訳されるのは,その山の形が鷲に似ているとも,鷲が多くすむからともいわれるためである。

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世界大百科事典(旧版)内の耆闍崛山の言及

【霊鷲山】より

…古代インド,マガダ国の首都ラージャグリハ(王舎城)北東方の小高い峰。その頂が鷲の姿に見えることから,サンスクリットではグリドラクータGṛdhrakūṭa(〈鷲の峰〉の意)と呼ばれ,耆闍崛多(ぎしやくつた)と音写されるため,耆闍崛山(ぎしやくつせん)とも称される。霊鷲山は意訳で,霊山(りようぜん)とも略される。…

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