考案・考按(読み)こうあん

精選版 日本国語大辞典 「考案・考按」の意味・読み・例文・類語

こう‐あん カウ‥【考案・考按】

〘名〙
① 考え工夫すること。工夫をめぐらすこと。
米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉二「豈に其中に鬱蒸する炭酸、及び『アンモニヤ』鋳銕の熱により、〈略〉鋳銕の気孔を密にするに利ある歟、以て専業家の考按に存す」
② (「考」も「按」もしらべる意) しらべること。考査。〔新撰字解(1872)〕〔漢書‐魏相伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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