義憤(読み)ギフン

デジタル大辞泉 「義憤」の意味・読み・例文・類語

ぎ‐ふん【義憤】

道義に外れたこと、不公正なことに対するいきどおり。「金権政治義憤を覚える」
[類語]怒り腹立ち憤り怒気瞋恚しんい憤怒ふんど・ふんぬ憤懣ふんまん鬱憤うっぷん痛憤悲憤憤激憤慨ふんがい立腹激怒癇癪かんしゃく逆鱗げきりん憤ろしい腹立たしい業腹ちゅうっ腹やけっ腹悲憤慷慨喧嘩早い喧嘩っぱや癇癖癇性ヒステリック虫気短気気短短慮せっかち性急気早気が短い気忙しい直情径行逆上高ぶるのぼせる激するかっとなるいきり立つはやり立つのぼせ上がる血迷う血走る怒りっぽい切れる瞬間湯沸かし器

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「義憤」の意味・読み・例文・類語

ぎ‐ふん【義憤】

〘名〙 道義にはずれたこと、不正なことに対して憤慨すること。〔布令必用新撰字引(1869)〕
生々流転(1939)〈岡本かの子〉「葛岡のヒューマンのために義憤を起したつもりのわたくしまで」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「義憤」の読み・字形・画数・意味

【義憤】ぎふん

正義のために憤る。南朝宋・〔逸民伝論〕室中ごろにして、王位を(うば)ふ。士の(うんしゃ)(温厚)なるも、義すること甚だし。

字通「義」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android