群起(読み)ぐんき

精選版 日本国語大辞典 「群起」の意味・読み・例文・類語

ぐん‐き【群起】

〘名〙
多くの人々がともに事をおこすこと。蜂起
報徳記(1856)三「野州烏山領中の民も亦飢渇(きかつ)に苦しみ群起して」 〔後漢書‐光武帝紀下〕
② 多くの物事一時にむらがりおこること。
仮名の会の問答(1883)〈大槻文彦〉「読み難く解し難く、傍徨擬疑の群起する一事に至りては、蓋し、中世以降、此書の右に出る者無かるべし」

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デジタル大辞泉 「群起」の意味・読み・例文・類語

ぐん‐き【群起】

[名](スル)
多くの人々が一時に事を起こすこと。
「武人地方に―し、封建元素を形成するに及んで」〈田口日本開化小史
多くの事物が一時にむらがり起こること。
「傍徨擬疑の―する一事に至りては」〈大槻文彦・仮名の会の問答〉

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普及版 字通 「群起」の読み・字形・画数・意味

【群起】ぐんき

蜂起する。〔後漢書、光武帝紀下〕(十七年)秋七、妖巫李廣等、群して皖に據る。虎將馬、驃騎將軍段志をはして、之れを討たしむ。九、皖を破り、李廣等を斬る。

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