群玉の(読み)むらたまの

精選版 日本国語大辞典 「群玉の」の意味・読み・例文・類語

むらたま‐の【群玉の】

多くの玉がくるくる回るところから、同音の「枢(くる)」にかかる。
万葉(8C後)二〇・四三九〇「牟浪他麻乃(ムラタマノ)(くる)に釘刺し固めとし妹が心は揺(あよ)くなめかも」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「群玉の」の意味・読み・例文・類語

むらたま‐の【群玉の】

[枕]糸に通した多くの玉がくるくる回る意から、「くる」にかかる。
「―くるにくぎし固めとし」〈・四三九〇〉

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