美名(読み)ビメイ

デジタル大辞泉 「美名」の意味・読み・例文・類語

び‐めい【美名】

美しい名前。よい名。
よい評判名声。「美名後世に残す」
世間に聞こえのよい名目。「福祉活動の美名のもとに私腹を肥やす」
[類語](2名声名聞盛名英名令名栄冠栄光栄誉光栄名誉誉れ光輝栄名声誉勇名雷名威名佳名驍名高名嬌名好評有名著名名うて面目めんぼく体面面子メンツ一分いちぶん沽券こけん声価信用信望しん信頼信任人望定評評判暖簾のれん覚え名望声望徳望人気魅力受け見栄みえ面皮世間体体裁肩身/(3名目口実隠れみの表向き表看板綺麗事大義大義名分錦の御旗仮託かこつける託するよそえる盾に取る

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「美名」の意味・読み・例文・類語

び‐めい【美名】

〘名〙
① 美しい名。よい名前。美称
侏儒言葉(1923‐27)〈芥川龍之介〉椎の葉「学者はこの椎の葉にさまざまの美名を与へるであらう」
② すぐれた名声。よい評判。令名。名誉。美称。
謡曲昭君(1435頃)「美名を現はす息女あり」 〔国語‐楚語上〕
③ 立派な名目。体裁のよい口実。
※帰去来(1901)〈国木田独歩〉一〇「『国利民福のため』『人類のため』〈略〉凡て此種の美名(ビメイ)を以て」 〔戦国策‐東周策・恵公〕

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普及版 字通 「美名」の読み・字形・画数・意味

【美名】びめい

佳名。

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