羊脂(読み)ようし

精選版 日本国語大辞典 「羊脂」の意味・読み・例文・類語

よう‐し ヤウ‥【羊脂】

〘名〙 ヒツジの肉からとれる脂肪ヤギからとれるものも含めることがある。牛脂に似るが飽和脂肪酸分が多いためいくらか硬い。食用、せっけん製造に用いる。ひつじあぶら。〔医語類聚(1872)〕 〔周礼注‐天官・庖人

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デジタル大辞泉 「羊脂」の意味・読み・例文・類語

よう‐し〔ヤウ‐〕【羊脂】

羊やヤギの脂肉からとった脂肪。石鹸せっけんなどの原料にする。

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普及版 字通 「羊脂」の読み・字形・画数・意味

【羊脂】ようし

羊の油。

字通「羊」の項目を見る

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栄養・生化学辞典 「羊脂」の解説

羊脂

 ヒツジの枝肉からとる脂肪で,特徴的な臭気をもつ.食用にする.

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世界大百科事典(旧版)内の羊脂の言及

【タロー】より

…ウシまたはヒツジの脂肪組織からレンダリング法(加熱して脂肪を融出させること。普通は間接蒸気によるドライレンダリング法を用いる)によって製造した脂肪のことで,ウシからのものをビーフタローbeef tallow(牛脂),ヒツジからのものをマトンタローmutton tallow(羊脂)という。普通タローといえば牛脂をいう。…

※「羊脂」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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