羊皮（読み）ようひ

精選版 日本国語大辞典

よう‐ひ ヤウ‥【羊皮】

〘名〙 羊(ひつじ)の皮。

※運歩色葉（1548）「羊皮 ヤウヒ」

※三四郎（1908）〈夏目漱石〉四「羊皮(ヤウヒ)、牛皮、二百年前の紙」 〔史記‐秦本紀〕

ヤン‐ピー【羊皮】

〘名〙 (中国語から) ヒツジの皮。俗に羊皮やそのなめし皮を呼ぶ語。

※戦いの肖像（1967）〈大藪春彦〉生贄「玲子はヤンピーのコートとブーツを脱ぎ捨て」

出典　精選版 日本国語大辞典

デジタル大辞泉

ヤンピー【羊皮】

《〈中国語〉》羊の毛皮やなめし革。

よう‐ひ〔ヤウ‐〕【羊皮】

羊の皮。

出典　小学館

普及版 字通

【羊皮】ようひ

羊の皮。

字通「羊」の項目を見る。

出典　平凡社「普及版 字通」

世界大百科事典（旧版）内の羊皮の言及

【羊皮紙】より

…前2世紀以前から17世紀ころまで，おもに小アジア，ヨーロッパで重要公文書，典礼書などの書写用に使われた薄手の動物皮をいう。羊皮あるいはパーチメントparchmentともいう。羊皮紙は東洋の製紙法が伝わり普及するにつれて衰退し，今日では装本材料としておもに用いられる。…

※「羊皮」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典｜株式会社平凡社「世界大百科事典（旧版）」