罰当(読み)ばちあたり

精選版 日本国語大辞典 「罰当」の意味・読み・例文・類語

ばち‐あたり【罰当】

〘名〙 (形動) 罰があたること。また、そのさまやその人。多く、罰があたってあたりまえのような、悪い行ないをした人をののしっていうのに用いる。
※虎明本狂言・節分(室町末‐近世初)「あのばちあたりがばちあたりといはばかきさがさふ」
※続あにいもうと(1934)〈室生犀星〉「その上唇と下唇とを上と下から裂いてしまっても、まだ足りない程の罰当りだ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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