置放(読み)おきばなし

精選版 日本国語大辞典 「置放」の意味・読み・例文・類語

おき‐ばなし【置放】

〘名〙 置いたままで放っておくこと。おきっぱなし。
落語・姫かたり(1890)〈三代目三遊亭円遊〉「お客さまのお供をして往たら宜らうと思って取巻きで往くと、鰻屋二階へ置放(オキバナ)しを喰ひ自分で払ひをして引退るなんてェのが」

おきっ‐ぱなし【置放】

〘名〙 長い間同じ所にすてておくこと。放置すること。
真景累ケ淵(1869頃)〈三遊亭円朝二一「此間蓮見鮨の二階で、私を置放(オキッパナ)しにして帰ってお仕まひなすって」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android