置土産(読み)オキミヤゲ

デジタル大辞泉 「置土産」の意味・読み・例文・類語

おき‐みやげ【置(き)土産】

立ち去るときに贈り物として残しておく品物
故人前任者が残していったものや業績。「児童公園は前市長置き土産だ」「赤字置き土産
[類語]みやげ手みやげお持たせ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「置土産」の意味・読み・例文・類語

おき‐みやげ【置土産】

〘名〙
① たち去っていくときに、後に残しておく贈り物。また、それを残すこと。置き養い。おきみあげ。
※俳諧・誹諧発句帳(1633)春「一二羽も置みやけせよかへる鴈〈貞徳〉」
死後に残しておいたもの。前任者が残した業績。遺産
※俳諧・犬子集(1633)四「無人(なきひと)の置土産かや露の玉〈長吉〉」
夜明け前(1932‐35)〈島崎藤村〉第二部「徳川慶喜が置土産とも言ふべき改革の結果が」

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