置余(読み)おきあまる

精選版 日本国語大辞典 「置余」の意味・読み・例文・類語

おき‐あま・る【置余】

〘自ラ四〙 沢山あって置き所がない。露などが、あふれるほどおりている。
今昔(1120頃か)二九「鹿の身の限を〈略〉庭にも无く並べ置せたりければ、其にも置き余りて」
玉葉(1312)秋上・五四八「置きあまる木の下露や染めつらん草葉うつろふ宮城野の原〈源清兼〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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