罪累(読み)ざいるい

精選版 日本国語大辞典 「罪累」の意味・読み・例文・類語

ざい‐るい【罪累】

〘名〙
① 罪をかさねること。
※本朝文粋(1060頃)一三・勧学院仏名廻文〈慶滋保胤〉「誠雖遊宴於下土之性、尚恐罪累於上天之眸
② 罪に連座させること。罪を他に及ぼすこと。まきぞえ。〔布令必用新撰字引(1869)〕 〔後漢書‐鄧隲伝〕

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デジタル大辞泉 「罪累」の意味・読み・例文・類語

ざい‐るい【罪累】

罪のまきぞえになること。連座。
罪を重ねること。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「罪累」の読み・字形・画数・意味

【罪累】ざいるい

禍が及ぶ。まきぞえ。〔顔氏家訓帰心〕一人修せば、許(いくばく)の生を濟度し、身に(ちか)き罪累をせん。幸ひにして之れを熟思せよ。

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