縫目(読み)ぬいめ

精選版 日本国語大辞典 「縫目」の意味・読み・例文・類語

ぬい‐め ぬひ‥【縫目】

〘名〙
① 縫いあわせたさかいめ。
万葉(8C後)一二・二九六七「年の経ば見つつ偲へと妹が言ひし衣の縫目(ぬひめ)見ればかなしも」
※或る女(1919)〈有島武郎〉前「雲母色の雨雲が縫目なしに」
② 布の上にみえる縫った糸の目。
※雑俳・笠付類題集(1834)「はづかしい・縫目まで皆わらふてる」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「縫目」の意味・読み・例文・類語

ぬい‐め〔ぬひ‐〕【縫(い)目】

布の上に見える、縫った糸の目。「縫い目が飛ぶ」
縫い合わせたさかいめ。「縫い目がほどける」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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