縫止(読み)ぬいさし

精選版 日本国語大辞典 「縫止」の意味・読み・例文・類語

ぬい‐さし ぬひ‥【縫止】

〘名〙 縫いかけて中途でやめること。また、その物。
※雑俳・大和のかまど(1716‐36)「番がてら縫さし見世へ提て出る」

ぬい‐さ・す ぬひ‥【縫止】

〘他サ五(四)〙 縫いかけて、途中でやめる。
落窪(10C後)一「北方起きて、ぬひさすと見しを」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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