縛の縄(読み)バクノナワ

デジタル大辞泉 「縛の縄」の意味・読み・例文・類語

ばく‐の‐なわ〔‐なは〕【縛の縄】

不動明王などが左手に持つ羂索けんさく右手利剣とともに煩悩ぼんのうを断つ姿を表すもの。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「縛の縄」の意味・読み・例文・類語

ばく【縛】 の=縄(なわ)[=縄目(なわめ)

不動明王が手に持っている縄。魔をしばるものという。
※浄瑠璃・心中万年草(1710)下「恋と思ひに縛られて、情の絆、ばくのなは、不動坂にもさしかかり」

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