締る(読み)シマル

デジタル大辞泉 「締る」の意味・読み・例文・類語

しま・る【締(ま)る/閉(ま)る】

[動ラ五(四)]
固くひねったり、強く引っぱったりして緩みやあきのない状態になる。「帯が―・る」「瓶のふたがきちんと―・らない」
からだつきや顔つきにたるんだところがなくなり引きしまる。「かたく―・った筋肉」「身の―・るような冷気」「―・った口もと」
(「緊まる」とも書く)心や態度にすきがなく、しっかりする。その場の状態・ようすがぴりっとなる。緊張する。「最後まで―・っていこう」「彼がいると座が―・る」「―・らない話」
生活態度がまじめになる。品行がよくなる。「さすがの遊蕩児も―・ってきた」
むだな出費がなくなる。倹約・節約する。「こう物価高では―・らざるをえない」
相場が堅調になる。「相場が―・ってきた」
(閉まる)あいていた戸・門などがぴったりとじられる。「ドアは自動的に―・る」「カーテンが―・る」⇔
(閉まる)その日の営業・業務が終了する。終業する。「店が―・る」「銀行は三時に―・る」⇔
[類語]引き締まる緊張張り詰める気を張る箍を締める襟を正すテンション

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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