総決算(読み)そうけっさん

精選版 日本国語大辞典 「総決算」の意味・読み・例文・類語

そう‐けっさん【総決算】

〘名〙
① 収入、支出の一切の決算
※銀行小言(1885)〈富田鉄之助〉下「総決算を為す一便益の方法を設けたり」
※読書放浪(1933)〈内田魯庵〉銀座繁昌記「商売初めの総決算を済ましたツモリでゐたが」
旧制で、総予算に定めた歳入・歳出が正当に行なわれたかどうかを検査するため、総予算と同一の方式を用い、大蔵大臣が調製して、会計検査院の検査・確定を経、国会に提出した決算。〔会計法(明治二二年)(1889)〕
物事のしめくくりをすること。始末をつけること。
江戸から東京へ(1921)〈矢田挿雲自序「今のうち伝説の総決算をして、〈略〉民族体面を恥かしめぬだけのものを遺して行くことが肝腎である」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「総決算」の意味・読み・例文・類語

そう‐けっさん【総決算】

[名](スル)
一定期間の収支のすべてについて行う決算
物事を締めくくること。結末をつけること。「この一年活動総決算する」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android