綿繰り(読み)ワタクリ

デジタル大辞泉 「綿繰り」の意味・読み・例文・類語

わた‐くり【綿繰り】

実綿みわた綿繰り車にかけて、綿花から種子を取り除くこと。また、それをする人。 秋》
綿繰り車」の略。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の綿繰りの言及

【綿繰器(綿繰機)】より

…コットンジンともいう。摘み取ってきた実綿(みわた)から種子を除くことを綿繰りというが,綿の繊維は種子の表皮に生えていて,手で引き離すにはたいへん手間がかかる。在来の綿繰器は,1対の木製のローラーが近接して枠にはめられていて,一方のローラーに付いているハンドルを回すと,ローラーの端に刻まれたらせん状の歯車により,他方のローラーが反対方向に回転するようになっている。…

※「綿繰り」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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