精選版 日本国語大辞典 「綴錦」の意味・読み・例文・類語
つづれ‐にしき【綴錦】
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出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報
…ギリシアの詩人ホメロスは羊皮や羊毛の紡織をうたい,ギリシア彫刻によると羊を飼っていたことがわかる。かつてギリシアの植民地であった黒海北東岸の遺跡から前4~前3世紀の綴錦(つづれにしき)が出土している。それは鴨文あるいは草花文を横にならべた織文である。…
…文様織の一つ。綴,綴錦とも称し,中国で剋糸(こくし)(克糸,刻糸),欧米でタピスリーtapisserieと呼称されるものがこれに当たる。一般的な多色の紋織物との違いは,紋織物には原則として緯糸に地緯(じぬき)(地組織をなす糸)と絵緯(えぬき)(文様を表す糸)とがあり,地緯はつねに織物の織幅いっぱいに通し糸として用いられるのに対し,綴織では地緯も絵緯も文様にしたがって必要な部分のみ織りはめられ,地緯が織幅いっぱいの通し糸とならないことにある。…
※「綴錦」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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