感染症には、
免疫反応による代表的な疾患としては、後述するサルコイドーシス、ベーチェット病、原田病などがあげられます。このほかにも、各種の自己免疫疾患やその類縁疾患に併発することが知られています。
視力の低下、眼のかすみ、まぶしさなどを自覚します。黒い小さなものが飛んでいるように見えること(
眼底検査はもちろんのこと、腕から造影剤を注射して眼のなかの血管の状態を見る検査(
炎症を抑えるためにステロイド薬の投与が基本ですが、点眼だけでは網膜や脈絡膜に達する量が少ないため、炎症の程度によっては、ステロイド薬を目のまわりに注射したり、点滴や内服が必要なこともあります。また最近では炎症によって起こった硝子体のにごりを取り除いたり、黄斑のはれ(
感染によるものの場合は、消炎に加えてそれぞれの病原体に応じた薬剤の投与も行われます。ベーチェット病をはじめとする免疫反応によるものでは、免疫抑制薬の投与が行われることがあります。
多くの種類の疾患が含まれているため、一概に予後がどうと述べることはできませんが、炎症が網膜に及んで黄斑や視神経が損傷を受けると、視力の著しい低下を来すため、早めに適切な検査、治療を受けることが大切です。
河本 知栄, 喜多 美穂里
出典 法研「六訂版 家庭医学大全科」六訂版 家庭医学大全科について 情報
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