網目積み(読み)あみめづみ

世界大百科事典(旧版)内の網目積みの言及

【壁】より

…先史時代における壁は土を積んだもの,巨石をわずかに加工して並べたもの,扁平な石を積み上げたものであったが,のちに土を水でこねて成形乾燥させた日乾煉瓦,切石,焼成煉瓦などの壁がつくられるようになった。古代ローマ時代には,石灰モルタルをつなぎ材として,小さな四角柱形の石を横にしてひし形に積む網目積み,小割り石を積む乱積み,切石積みなどが行われた(石積み)。また,この時代にはローマのパンテオンに見られるように,天然セメントを用いた無筋コンクリート壁も築かれた。…

※「網目積み」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」