網引き(読み)アビキ

デジタル大辞泉 「網引き」の意味・読み・例文・類語

あ‐びき【網引き】

網を引いて漁をすること。
大宮の内まで聞こゆ―すと網子あごととのふる海人あまの呼び声」〈・二三八〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の網引きの言及

【来訪神】より

…来訪神の第2の形態は,南島にしばしばみられるように,さまざまな儀礼や神歌の中に暗示されて具体的な姿をまったく見せぬものである。この場合には浜にでて神女たちが行うユークイ(世乞)やハーリー船競争(ペーロン),網引きなどによって来訪神の神迎えが行われる。たとえば沖縄西表島の節祭では各村でハーリーが行われ,そのハーリーが村にもどるとき女たちは神を踊りと独特の手招きで迎える。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」