普及版 字通 「絹(漢字)」の読み・字形・画数・意味
絹
常用漢字 13画
[字訓] きぬ
[説文解字]
[その他]
[字形] 形声
声符は(えん)。に涓・(けん)の声がある。〔説文〕十三上に「(そう)の麥(ばくけん)の色の如きものなり」とあり、は麦茎。その浅黄の光沢あるものに類するので黄絹という。卜文に(蚕)の字形がみえ、蚕示のように蚕神を祀ることも行われていた。王后親蚕の儀礼なども、かなり古い時代から行われていたようである。
[訓義]
1. きぬ、きぎぬ。
2. 羂と通じ、わな、わなをかける。
[古辞書の訓]
〔新字鏡〕絹 加止利(かとり) 〔和名抄〕絹 岐沼(きぬ) 〔名義抄〕絹 カトリ・キヌ・カク
[熟語]
絹光▶・絹▶・絹地▶・絹帖▶・絹扇▶・絹素▶・絹租▶・絹紬▶・絹帛▶・絹布▶・絹本▶・絹綿▶
[下接語]
純絹・書絹・正絹・生絹・素絹・絹・薄絹
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報