絶間(読み)たえま

精選版 日本国語大辞典 「絶間」の意味・読み・例文・類語

たえ‐ま【絶間】

〘名〙
物事がとだえて、次に始まるまでのあいだ。中断しているあいだ。
※後撰(951‐953頃)恋一・五三五「よそながらやまんともせず逢事は今こそ雲のたえまなるらめ〈よみ人しらず〉」
源氏(1001‐14頃)若菜下「いと久しくなりぬるたえまを恨めしくおぼすにや」
② 広がっているものの、切れている部分切れ間。きれめ。
堤中納言(11C中‐13C頃)よしなしごと「かまど山と日の御崎とのたえまに」

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