絶無(読み)ぜつむ

精選版 日本国語大辞典 「絶無」の意味・読み・例文・類語

ぜつ‐む【絶無】

〘名〙 まったくないこと。少しもないこと。皆無(かいむ)
※自然真営道(1753頃か)二五「若諸侯内迷欲起乱責取上而、〈略〉故望立上侯絶無也」
※思出の記(1900‐01)〈徳富蘆花〉三「自身政治上の意見を吐露せられることは先(まづ)絶無と云っても宜い位」 〔蘇軾‐上神宗書〕

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デジタル大辞泉 「絶無」の意味・読み・例文・類語

ぜつ‐む【絶無】

全くないこと。皆無。「事故絶無を期する」
[類語]皆無ゼロ

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普及版 字通 「絶無」の読み・字形・画数・意味

【絶無】ぜつむ

全く無い。宋・軾〔神宗皇帝に上(たてまつ)る書〕ちを改めて吝(をし)まず、善に從ふことるるが如し。此れ堯・・禹・湯の強して力行せしにして、秦・以來の無にしてかになり。

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