絶果(読み)たえはてる

精選版 日本国語大辞典 「絶果」の意味・読み・例文・類語

たえ‐は・てる【絶果】

〘自タ下一〙 たえは・つ 〘自タ下二〙
① すっかり絶えてしまう。すっかりなくなってしまう。
※後撰(951‐953頃)恋一・五六九「たえはつる物とは見つつ笹がにの絲を頼める心細さよ〈よみ人しらず〉」
② 特に、息が絶えてしまう。死んでしまう。
大和(947‐957頃)一六五「つひにゆくみちとはかねて聞きしかど昨日今日とは思はざりしを、とよみてなむたえはてにける」

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