絶域(読み)ぜついき

精選版 日本国語大辞典 「絶域」の意味・読み・例文・類語

ぜつ‐いき ‥ヰキ【絶域】

〘名〙 遠くへだたっている土地。遠く離れた国。外国
※続日本紀‐慶雲元年(704)一一月丙申「賜正四位下粟田朝臣真人。大倭国田廿町穀一千斛。以使絶域也」
平家(13C前)七「法皇城南離宮に移し奉り、博陸海城の絶域に流し奉る」
西洋事情(1866‐70)〈福沢諭吉〉二「ナポレオンは独り絶域に居り本国と応援の路を失ふと雖ども心に関せず」 〔管子‐七法〕

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デジタル大辞泉 「絶域」の意味・読み・例文・類語

ぜつ‐いき〔‐ヰキ〕【絶域】

遠く離れた土地。遠い外国。

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普及版 字通 「絶域」の読み・字形・画数・意味

【絶域】ぜついき(ゐき)

遠隔の地。絶境。漢・李陵武に答ふる書〕昔先、陵に卒五千を授け、出でて域を征せしむ。五將を失ひ、陵のみ獨りひて戰ふ。~天の外に出で、強胡の域に入る。

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