絶えて(読み)タエテ

デジタル大辞泉 「絶えて」の意味・読み・例文・類語

たえ‐て【絶えて】

[副]
ある事柄がとだえて長い時間がたったさま。その後ずっと。「卒業以来絶えて久しい御無沙汰である」
あとに打消しの語を伴って、否定の意を強める語。全然。一向に。「そのような事件絶えて聞いたことがない」
まったく。まことに。
「玉の緒の―短き命もて年月長き恋もするかな」〈後撰・恋二〉
[類語](2一向全く全然さっぱりまるきりまるで少しもからきしちっとも皆目一切まるっきり何らとんといささかも毫も微塵も毛頭更更何もなんにも何一つ一つとして到底とても全くもってどだいてんで寸分一寸寸毫毫末夢にも

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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