普及版 字通 「絵(漢字)」の読み・字形・画数・意味
絵
常用漢字 12画
(旧字)繪
19画
[字訓] え・えがく
[説文解字]
[字形] 形声
旧字は繪に作り、声符は會(会)(かい)。〔説文〕十三上に「五を會(あつ)めたる(ぬひとり)なり」とあり、五色の刺による絵模様をいう。
[訓義]
1. え、えぎぬ、ぬいとり。
2. いろどり、いろどる。
3. えがく。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕繪 ホソイヌノ・ヱ 〔字鏡集〕繪 ホソイヌノ・ヱ・イロドル・ヱガク
[語系]
會・繪huat、・kuatは声近く、みな会聚の意がある。ただ會はもと蓋のある食器。これを会合・会集の意に用いることは列国期以後、秦の〔羌鐘(ひゆうきようしよう)〕や虎符の類に至ってみえる。従って繪の字の成立は、それより以後とみてよい。〔論語、八〕には「繪事」の語がある。
[熟語]
絵画▶・絵絢▶・絵事▶・絵飾▶・絵真▶・絵図▶・絵製▶・絵染▶・絵塑▶・絵素▶・絵像▶
[下接語]
華絵・錦絵・刻絵・彩絵・作絵・絵・図絵・垂絵・設絵・素絵・装絵・藻絵・品絵・文絵
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報