絡み(読み)カラミ

デジタル大辞泉 「絡み」の意味・読み・例文・類語

からみ【絡み/×搦み】

巻きつくこと。
言いがかりをつけること。「―上戸じょうご
密接に関連していること。また、入り組んだ関係。「予算との―があって実現は難しい」→がらみ
俗に、交流。「一度も―がない人」→からむ4
歌舞伎演出で、主役の強さなどを強調するため、捕り手・軍兵などに扮した端役はやくが主役にからむこと。また、その役。
[類語]関係関連連関連係相関関与交渉かかわりつながり結び付き掛かり合い引っ掛かり当該当事掛かりっきり(―する)関するかかわるかかまつわるかかずらあずか絡む掛かり合う関わり合う巡るかまける

がらみ【絡み/×搦み】

[接尾]
年齢値段を表す数詞に付いて、だいたいその見当、その前後であるという意を表す。「五十―の男」「千円―の品」
名詞に付いて、そのものをくるめて、それと一緒に、の意を表す。「袋―売る」
「刀を取りて、鞘―うたんとす」〈甲陽軍鑑・二〇〉
名詞に付いて、それと密接に関連していることを表す。「派閥―の人事

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android