絓糸・菅糸(読み)すがいと

精選版 日本国語大辞典 「絓糸・菅糸」の意味・読み・例文・類語

すが‐いと【絓糸・菅糸】

〘名〙
釜糸(かまいと)五分の一から一〇分の一に分割した糸。
滑稽本八笑人(1820‐49)三「菅糸(スガイト)のこぐらかりともなんとも、名の付ようのねへ」
② 練らない生糸を縒り合わせて柿渋液で染めた漁具糸。
風俗画報‐二四五号(1902)動植門「綸(いと)は渋をひきたる細きスガ糸にして」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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