結節性紅斑の検査(読み)けっせつせいこうはんのけんさ

家庭医学館 「結節性紅斑の検査」の解説

けっせつせいこうはんのけんさ【結節性紅斑の検査】

 結節性紅斑は、よく似た病気がほかにあるため、皮膚生検(ひふせいけん)(病変部の一部を切除して検査する方法)が行なわれ、組織に隔壁脂肪織炎(かくへきしぼうしきえん)が見つかれば診断がつきます。この組織変化は、原因が異なっても、ほぼ共通してみられます(ハンセン病が原因の場合はちがう組織像になります)。
 血液を検査すると、赤沈(せきちん)の亢進(こうしん)、CRP(「CRP(C反応性たんぱく)」)の値が上昇するなどの異常がみられます。
 いずれにしても、原因菌や原因疾患を見つけるため、積極的に検査を行なわなければなりません。発熱関節痛があっても、必ず皮膚科を受診しましょう。

出典 小学館家庭医学館について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android