結合類(読み)けつごうるい

精選版 日本国語大辞典 「結合類」の意味・読み・例文・類語

けつごう‐るい ケツガフ‥【結合類】

〘名〙 コマカデ綱に属する節足動物昆虫類唇脚類(マカデ綱)、倍脚類ヤスデ綱)に類似し、分類上それらを結びつけるものとして名づけられた。体長三ミリメートルぐらいの白色の微小種が多い。外形ムカデに似ており、シミ類とも共通点が多く、枯葉や石の下などヤスデと同じ環境にすむ。日本に三種、世界に約二〇〇種が知られる。祖形類。

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デジタル大辞泉 「結合類」の意味・読み・例文・類語

けつごう‐るい〔ケツガフ‐〕【結合類】

結合綱節足動物総称ムカデ類と昆虫類の両方に似た微小動物。体長1センチたらずで白色。触角、12対の歩脚がある。コムカデ類

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「結合類」の意味・わかりやすい解説

結合類
けつごうるい

節足動物門の1綱を構成する動物群。いわゆる多足類なか一群で、コムカデ類ともいわれる。分類学上は昆虫類との間の中間的位置にあり、見かけ上は小さな白いムカデの幼虫に似る。別名、結閥類(けつばつるい)、共閥類ともよばれた。

[篠原圭三郎]

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改訂新版 世界大百科事典 「結合類」の意味・わかりやすい解説

結合類 (けつごうるい)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「結合類」の意味・わかりやすい解説

結合類
けつごうるい

コムカデ類」のページをご覧ください。

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世界大百科事典(旧版)内の結合類の言及

【コムカデ】より

…結合類ともいう。節足動物門の結合綱Symphylaに属する小型の動物で,ムカデやヤスデとともに多足類の仲間に入る。…

※「結合類」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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