経済戦略会議(読み)けいざいせんりゃくかいぎ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「経済戦略会議」の意味・わかりやすい解説

経済戦略会議
けいざいせんりゃくかいぎ

1998年8月,小渕内閣の発足直後に設けられた首相直属の諮問機関。日本経済の再生と 21世紀の経済社会構造のありかたについて検討し意見を具申するのを任務とする。アサヒビール会長の樋口廣太郎を議長に,経済界,学界の著名 10人からなる。 2000年度までに景気を回復させるための短期的課題として,不良債権処理の早期解決法を探り,公共事業を見直すとともに,即効性のある経済政策を打出すことを目指す。さらに中期的課題として都市住宅政策や金融システム,情報インフラ,環境戦略のあり方を掲げ,長期的課題としては橋本内閣時代の構造改革を遂行することとした。 10月,短期経済政策への緊急提言をまとめた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android