組成式（読み）そせいしき

精選版 日本国語大辞典

そせい‐しき【組成式】

〘名〙 化学式の一つ。実験式のことで、分子を構成する原子の種類と、各原子の数の比を示したもの。水を H₂O と示す類。一般に用語として、実験式は有機化学で、組成式は無機化学で用いられることが多い。

出典　精選版 日本国語大辞典

デジタル大辞泉

そせい‐しき【組成式】

化合物を構成する原子の種類と、各原子の個数の最も簡単な整数比を示す化学式。実験的に定められたものを実験式ということもある。

出典　小学館

日本大百科全書(ニッポニカ)

組成式
そせいしき
composition formula

化合物を構成する原子の種類と、各原子の個数の比を示す化学式。元素分析など実験的に定められた組成式を実験式ということもある。

［編集部］

[参照項目] | 化学式

出典　小学館　日本大百科全書(ニッポニカ)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

組成式
そせいしき

「実験式」のページをご覧ください。

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世界大百科事典（旧版）内の組成式の言及

【実験式】より

…たとえば物理学では，ボイルの法則〈一定量の気体の体積Vは，温度一定のときその圧力Pに反比例する〉，すなわち〈PV＝一定〉という実験式などがその例である(ボイル=シャルルの法則)。ただし，化学における実験式とは組成式のことで，1分子中に含まれる各元素の原子数の割合を示すものである。化学における実験式の求め方の例を次に述べる。…

※「組成式」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典｜株式会社平凡社「世界大百科事典（旧版）」