紺色(読み)こんいろ

精選版 日本国語大辞典 「紺色」の意味・読み・例文・類語

こん‐いろ【紺色】

〘名〙 藍の濃い色。青黒く紫を含んだ色。紺。〔交隣須知(18C中か)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「紺色」の意味・読み・例文・類語

こん‐いろ【紺色】

紫がかった濃い青。濃い藍色。紺。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

色名がわかる辞典 「紺色」の解説

こんいろ【紺色】

色名の一つ。JISの色彩規格では「暗いみの」としている。一般に、濃い藍染の色をさす。古くは藍染の染物屋紺屋といい、木綿の普及とともに染物屋全体の代名詞となった。それほどまで日本の庶民に親しみのある色。紺地に白い絣かすりのある紺絣は長く普段着の典型であった。現代でも剣道弓道などの袴は紺袴であり、会社員のスーツも紺色が多い。また国が表彰する紺綬褒章こんじゅほうしょうの綬(リボン)は紺色。

出典 講談社色名がわかる辞典について 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android