細大(読み)さいだい

精選版 日本国語大辞典 「細大」の意味・読み・例文・類語

さい‐だい【細大】

〘名〙 こまかいことと大きいこと。細事と大事。巨細(こさい)
※東海一漚集(1375頃)一・答充太虚「細大於材倶勿棄。桷及侏儒」
小説神髄(1885‐86)〈坪内逍遙〉上「時世時世の情態をば細大(サイダイ)となく写しいだして」 〔史記‐秦始皇本紀〕

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デジタル大辞泉 「細大」の意味・読み・例文・類語

さい‐だい【細大】

細かいことと大きなこと。細事と大事。巨細こさい
時世ときよ時世の情態をば―となく写しいだして」〈逍遥小説神髄
[類語]巨細

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普及版 字通 「細大」の読み・字形・画数・意味

【細大】さいだい

巨細。〔国語、周語下〕物、其の常を得たるを樂極と曰ふ。極の集るを聲と曰ひ、聲應じて相ひ保んずるを和と曰ひ、細大踰(こ)えざるをと曰ふ。~物備はりて樂り、上下罷(つか)れず、故に樂正と曰ふ。

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