細嚼(読み)サイシャク

デジタル大辞泉 「細嚼」の意味・読み・例文・類語

さい‐しゃく【細×嚼】

[名](スル)
細かくかみくだくこと。
よく考えて、その意味内容十分理解すること。
「いまだ趣向を構えざるまえに十分これを―して会得しつくす」〈逍遥小説神髄

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「細嚼」の意味・読み・例文・類語

さい‐しゃく【細嚼】

〘名〙
① こまかくかみくだくこと。咀嚼(そしゃく)
※内地雑居未来之夢(1886)〈坪内逍遙〉一〇「肉叉を用ひて、塩豕(ぶた)一片を口に投じて、恰も細嚼(サイシャク)最中なりしが」
② よく考えて、その意味、内容を十分理解すること。
※小説神髄(1885‐86)〈坪内逍遙〉下「いまだ趣向を搆へざるまへに充分これを細嚼(サイシャク)して会得しつくすを必要とす」

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普及版 字通 「細嚼」の読み・字形・画数・意味

【細嚼】さいしやく

よくかむ。

字通「細」の項目を見る

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