索餠(読み)さくべい

精選版 日本国語大辞典 「索餠」の意味・読み・例文・類語

さく‐べい【索餠】

〘名〙 小麦粉と米の粉とを練り、合わせて、なわの形にねじり、油で揚げた菓子。唐菓子の一種といわれる。中古、陰暦七月七日の七夕節供に、宮中で病気、特に熱病よけのまじないとして内膳司(ないぜんし)から御前に奉ったもの。のちに民間にも広まった。さくびょう。むぎなわ。《季・秋》
※延喜式(927)三三「索餠料。小麦粉一石五斗。米粉六斗。塩五升。得六百七十五稾。〈〉手束索餠亦同」 〔釈名‐釈飲食〕

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普及版 字通 「索餠」の読み・字形・画数・意味

【索餠】さくべい

そうめん。

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