紡毛紡績(読み)ぼうもうぼうせき

百科事典マイペディア 「紡毛紡績」の意味・わかりやすい解説

紡毛紡績【ぼうもうぼうせき】

短繊維のまじったままの羊毛や,ぼろ,糸くずなどをほぐした反毛を原料とし,梳毛(そもう)せずに精紡機にかけて毛糸につむぐ紡績法。製品は,長繊維と短繊維が比較的乱雑に配置された,毛羽の多い太番手の糸で,一見粗剛であるが実際は柔軟で,暖感があり,縮充性に富む。
→関連項目梳毛紡績紡績

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

精選版 日本国語大辞典 「紡毛紡績」の意味・読み・例文・類語

ぼうもう‐ぼうせき バウモウバウセキ【紡毛紡績】

〘名〙 紡毛糸を作る工程の総称。原料羊毛の選毛から、紐状のスライバーとしたのち撚りを掛けて糸とする、開毛・添油・紡毛精紡などの一連の工程。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

旅券返納命令

外務大臣や領事官が旅券(パスポート)を返納させる必要があると認めたとき、旅券の名義人に対し、期限を設けて旅券の返納を命ずることができる規則。申請時に虚偽の記載があったときや旅券の記載事項の訂正をした場...

旅券返納命令の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android