素首(読み)そくび

精選版 日本国語大辞典 「素首」の意味・読み・例文・類語

そ‐くび【素首】

〘名〙 首をののしっていう語。そっくび。
平家(13C前)五「なに物ぞ。そくびつけ、と仰下さる程こそありけれ」
※浄瑠璃・国性爺合戦(1715)千里が竹「後より和藤内どっこいやらぬと顕れ出、安大人がそくびをつかんでさし上」

そっ‐くび【素首】

〘名〙 (「そっ」は接頭語) 「そくび(素首)」の変化した語。
※浄瑠璃・夏祭浪花鑑(1745)九「逃げ出るこっぱすかさず駈け寄りそっ首掴み」

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デジタル大辞泉 「素首」の意味・読み・例文・類語

そ‐くび【素首】

他人の首をののしっていう語。そっくび。

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