素食(読み)そしょく

精選版 日本国語大辞典 「素食」の意味・読み・例文・類語

そ‐しょく【素食】

〘名〙
① 何の働きもなくて食うこと。何事もしないで祿を食(は)むこと。徒食すること。素餐(そさん)
日本後紀‐大同元年(806)六月戊戌「俟後来之賢臣。実食千戸。省素食之切責」 〔詩経‐魏風〕
② ぜいたくでない質素な食物。また、菜食のこと。〔随筆・梅園日記(1845)〕 〔儀礼喪服

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デジタル大辞泉 「素食」の意味・読み・例文・類語

そ‐しょく【素食】

肉を使わない野菜だけの料理。また、粗末な食事
「老伯が―をするのは、土地で好い牛肉が得られないからだと」〈鴎外沈黙の塔〉
なんの働きもないのに禄をむこと。素餐そさん。徒食。

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普及版 字通 「素食」の読み・字形・画数・意味

【素食】そしよく

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